こんにちは、webライターのかのぽむ(@kanopom_writing)です。
今日はちょっぴりほろ苦い私の失敗談を、1つお話ししたいと思います。
「まずはトライアル記事から」という案件
Webライターのライティングのお仕事をクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」で探していると、「まずはトライアル記事を1本書いてください」というプロジェクトをよく見かけます。
トライアル記事というのは、その名の通り「お試し=テスト記事」と言う意味です。これはお互いにメリットがあります。
<クライアント様>
ライターがどんな記事を書くのか品質・レベルがわからないためテストを受けてもらい、トライアル記事の出来栄えを見て、納得してから本契約することができる。
<ライター>
受けようとしているプロジェクトが、「自分に合っているのか?書きやすいのか?」実際に体験できる。事前にどんな仕事か確認できるので、トラブルを回避しやすい。
こうしてみると「トライアル記事っていいね!」と思う方も多いと思います。
私も以前は100%そう思っていました。あることを体験するまでは・・・。
トライアル記事の報酬金額は要確認
良心的なクライアント様の場合、「本契約と同じ金額でトライアル記事を1本書いてください」と発注してくださる方が多いです。
例えば文字単価1円で、1記事1000字で本契約の場合。
記事1本に1000円きちんと支払ってくださいます。
この場合、お互いに仕事をしてみてマッチングがうまくいけば本契約。
ダメならまたの機会に・・・と、お互い気持ちよくトライアルを終了できます。
次に多いのが、ちょっぴり少ない金額でのトライアル記事。
本契約で1記事1000字1000円のところ、800円ぐらいで依頼されることが多いです。
これらはまだ通常のライティングの仕事パターンなのですが、実はなんか怪しいなと思ってしまうクライアントさんも稀に存在します。
安すぎる場合は要注意
「本契約で1000円の記事を、トライアル記事は200円でお願いします」
はい、ちょっと待ったー!
1000字を200円だと、文字単価は0.2円です。本当にその文字単価でいいですか?
トライアルだから仕方が無いと思っていませんか?トライアルを承諾する前に冷静になってよく考えてみてください。
そしてこのようにトライアル記事を低単価で依頼するクライアントさんの場合、過去の評価を一度確認することをおすすめします。
なぜかって?
最初から本契約するつもりが無いかもしれないからです・・・!
最初から本契約をする気がないってどういうこと!?
どういうことなのか簡単にお話しします。
プロジェクトの内容の説明で、「本契約ではもちろん、1000字につき1000円をお支払いします。本契約となった場合、長期継続の案件となります。能力のある方には、記事の報酬金額を2000~3000円にアップ致します!」と破格の条件を掲示しながら、実際はトライアル記事だけしか発注しないのです。
ライターはトライアル記事のみで断られてしまいます。
トライアル記事のみを発注し続ける限り、そのクライアントさんは1000字の記事を200円で手に入れ続けることができるのです。
私も在宅ライターを始めたばかりの頃、トライアルを受けて落ちた時には、「自分の実力が足りないせいだ」と凹んでいました。
でも、そのクライアントさんの評価をさかのぼってみてみると、全く同じ内容の仕事をかなり前から延々と発注し続けているのです。
毎回執筆して評価コメントをしているライターさんもみんなバラバラ。継続している人がいません。
これだけたくさんのライターさんにトライアル記事を依頼しながら、一度も直接依頼などで本契約(継続)したライターさんがいないのは、明らかに不自然です。
自分の身は自分で守る
このような場合、私たちライターがあれこれ言っても、「だって本契約するようなライターが誰もいなかった」と言われれば、何も言えません。
もしかしたら、本当に理想的なライターさんが見つからなかっただけかもしれません。私が知らないだけで、ランサーズ以外の方法で直接契約などを持ちかけていたのかもしれません。
今となっては真偽はわかりませんが、そう言う可能性があったと言う体験談でした。
依頼を受ける際には必ずクライアント様の過去の評価等も確認して、少しでも怪しいと思ったら受注はやめておいた方がいいかもしれません・・・。
プロのライターさんの中には、敢えて初回トライアル記事は「無報酬」で執筆されるという方も多くいらっしゃいます。個々のお仕事のスタイルがありますので、あくまで個人的な意見として受け止めていただけましたら幸いです。
※在宅ワークでwebライターになりたい方には、クラウドワークスがおすすめ♪
【公式サイトで見る】CrowdWorks
追記(2017.12.31)
最近、文字単価が安すぎるプロジェクト案件が増えてきましたので、注意喚起の記事を書きました。こちらもぜひご覧ください。