こんにちは、かのぽむ(@kanopom_writing)です。
タイトル通り、愛犬が亡くなりました。
愛犬と死別するのは今回で2度目ですが、やはりつらいものですね。
ペットを飼ったことがない人にとっては理解しにくいかもしれませんが、ペットロスは本当に起こります。
この記事は愛犬を追悼し、自分の気持ちを整理するために書きました。
私と同じようにペットロスで苦しんでいる方に、少しでも元気になってもらえたら幸いです。
闘病しながらも懸命に生きたチワワ
愛犬は平成16年8月生まれ、チワワの女の子でした。
ブラックタンのロングの毛並みがきれいな美犬さん。
無駄吠えもしない、穏やかな性格で誰からも愛されていました。
元々は独身だった私がブリーダーさんの元から譲り受けて来たのですが、いつの間にか私の父に一番なついて、いつも一緒に散歩へ。
私が嫁ぐ時も「父の元にいた方がいいだろう」という結論になり、実家に残すことに……。
一旦離れ離れになったものの、数年前に実家の側に引っ越してきてからは毎日のように会っていました。
13歳になってからは体調を崩し、病院に通う日々。
一時は痙攣を起こし、酸素室に入院したこともありました。
本当は何もかも放り出して駆けつけたい。でも実家の両親から「来ても会えないから来るな」と言われてしまった。クライアントさんにも迷惑をかけられない。今は急いで仕事を終わらせる。個別に返信できなくてごめんなさい。ありがとう。
— かのぽむ@羊毛フェルトライター (@kanopom_writing) 2017年8月22日
この時私はちょうど締め切りに追われていて、泣きながら原稿を書いたことを覚えています。
あと1記事!
この報酬であの子の痛み止めの注射代が賄えるなら絶対に書きあげてみせる!!— かのぽむ@羊毛フェルトライター (@kanopom_writing) 2017年8月22日
お医者様からは「もうダメかもしれない」と言われていましたが、なんとか峠を越え、退院。
おかげさまでなんとか峠を越え、一緒に家に帰ってきました。しばらくは家族全員で交代しながら看病を続けます。
今日は取り乱したツイートばかりで失礼しました。
コメントや♡を下さった皆様、本当にありがとうございました。
— かのぽむ@羊毛フェルトライター (@kanopom_writing) 2017年8月22日
あれから数ヵ月、よく頑張ってくれたと思います。
享年13歳。愛犬との突然の別れ
平成30年4月22日(日)。
夕方、父から電話がかかってきました。
お風呂掃除で手が泡だらけだった私は、「あぁ~、もうこんな時に!」と少し不機嫌なモードでスマホをタップ。
「もしもし?何!?」とぶっきらぼうに答えると、父のすすり泣く声が聞こえて……。
この時、私は何も聞かなくても「あぁ、ついにこの時が来たか」と瞬時にわかりました。
愛犬は夕方に痙攣を起こし、父が人工呼吸をしながら病院へ連れて行ったそうですが、病院へ着く前に息を引き取ったそうです。
享年13歳。
最期は父の腕の中で亡くなりました。
たくさんの愛情を注がれて幸せだったと思います。
訃報を聞いた私はなぜか冷静でした。
夫や子どもたちに事情を説明してご飯を食べさせ、近所のスーパーへ。
供花を買ってから足早に帰宅すると、家族全員で実家へいきました。
死後間もない体はまだふわふわとやわらかく、まるで眠っているようです。
「よくがんばったね、きつかったね」と声をかけて体を撫でていると、ここでやっと涙が出ました。
でも父の方が号泣していたので「私がしっかりしなくちゃ」と涙をこらえ、ペットの葬儀業者へ連絡。
翌日火葬を行い、家族みんなで骨をひろいました。
小さなチワワの骨は、これまた小さな骨壺の中へ。
「さぁ、家に帰ろう」
すっかり軽くなったチワワと一緒に帰宅です。
信じられないミスばかり。「ペットロス」は本当になる!
ペットを亡くしたのは今回で2度目。
1度目は柴犬でしたが、その柴犬が亡くなった時はチワワがいたので、落ち込む暇がありませんでした。
今思えば、チワワがいてくれて本当によかったなと思います。
しかし、今回は誰もいません。
ふわふわもふもふの温かい感触が恋しくて、寂しくて……。
落ち込む父を支えるために「冷静でいなくちゃ!」と思っていた私の方が、深刻なペットロスになってしまいました。
それからは信じられないミスの連続。
料理中に火をかけっぱなしにしたり……。
だしを入れ忘れたり……。
幼稚園のお迎えの時間を間違えたり……。
車の鍵をなくして家中探したり……。
もうね、ずたぼろです。
うっかりというレベルではありません。
「ペットロス」という言葉は知っていたものの、自分の精神状態がこんな風になるとは思ってもみませんでした。
やる気がでない。
集中できない。
時間を無駄にしてしまい、自己嫌悪におちいる。
まさに「何も手に付かない状態」です。
ペットを飼ったことがない人にとっては、「たかが犬ぐらいで」と思う人もいるでしょう。
でも犬とはいえ、13年間共に過ごした家族。
ペットロスは本当に起こります。
どんなに冷静でショックを受けていないつもりでも、心の奥底ではとてつもないダメージを受けているんです。
どうかそのことを忘れずに。
ペットを亡くした人は、心と体を十分に休ませてください。
そして身近にペットを亡くした人がいたら、優しくいたわってあげてください。
元気になるには時間がかかります。
前に進むために、今まで以上に羊毛フェルトと向き合う
ここまで長々と読んでいただきありがとうございます。
何も手につかない状態から気持ちを切り替えるために、ありのままの想いを文字にしてみました。
少し気持ちが楽になった気がします。
羊毛フェルトのオーダーメイドでは、虹の橋を渡ったペットをモデルにした作品をご注文いただくことが多いです。
私は「メモリアルドール」と呼んでいるのですが、ご依頼主様がどんな思いで注文されているのか、今回の件で改めて実感することができました。
今後はより一層心を込めて、作品に魂を込めていきたいと思います。
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